今年も1年生全員 車両系建設機械の免許が取れました
先日の猛吹雪のお陰で練習材料の雪がいっぱいです。
県南のキャタピラー教習所から先生をお招きして青空の下
猛特訓(?)中
あっちとこっちでショベルカーに乗って練習している2人以外は、いい子にして作業車を見て勉強シミュレーションなどして欲しいけど・・・
みんな下ばっかり向いてて///遠くからでもカメラを向けるとすぐする人がいます。
車両系建機の免許は作業免許なので、今後飼料用牧草の収穫の時などに学校の機械にもすぐ乗ることができ、役立ちます。しかも長~い期間教習所に通わなくても、学校の授業で免許取れるんですよ~。
何はともあれ学科講習と技能講習を無事に終えたら、資格取得となります。
※注意 酪農大学校では学生に大型特殊免許(公道を走行するための免許)を取得させますが、この免許だけでは実際に建設機械に乗っての「工事」や搬送用車両への積載などはできません。無資格で作業をした人は、50万円以下の罰金を科せられます。気を付けましょう。
農場HACCP認証取得について
そもそもなぜ今HACCPなのかと言う話なのですが、
HACCPの認証を取るにはとても難しい審査があり、関係機関からの厳しい指摘事項を受入れ、日々の作業を修正していかなければなりません。
報告用の分厚い資料も準備しなければなりません。
まあ、自慢しているわけですが、♫꒰・◡・๑꒱
片手に収まるほどの人数の職員で、学校としては毎年4月に入学してくる酪農初心者の学生を指導しつつ、牧場として場内の衛生管理に気を配り、牧草地で汗を流し、牛の育成や病気治療に奔走し、
その上に
それなのに、なぜ今HACCPに挑戦したかというと、話は学校の教育問題に移ります。
酪大は酪農技術を学生に教えるため、今までに農場での作業手順などについて十分検討を重ねてきましたが、まだまだ人為的なミスで廃棄乳が減りませんし、乳房炎もなくなりません。学生がやっているエサが間違っていることもあります。牛を大事にして生産乳量をMAXにするには改善点を見つける必要があります。 (-ω- )o< フムフム
このたびHACCAP導入を機会にあらゆる工程での要注意事項を洗い出す作業をしました。°˖✧☻໌♡☻ັ✧˖° スバラシイ
学生は酪農家としてデビューする前に酪農大学校で理想的な酪農経営のやり方を学べる環境にいます。ここで身に着けた技術は将来酪農を続けていく基礎となり糧であり理想となるかもしれません♬☻☻♫•*¨*•.¸ マタマタスバラシイ
今後は職員も学生もプログラムに忠実に仕事をすれば、間違いがなくなり、ロスが減り、乳量UP!!!
生乳販売金は重要な学校の収入源なので、牧場で生産乳量が上がれば上がるほど、学校の会計がうるおうはず。一般の酪農家さんも乳代が増えると嬉しいですよね。
学校の覚えも目出度く酪農大学校の安泰が続く~~~( ^ω^)・・・でしょうか??
*1:ヽ(´Д`;ゞ=ヾ;´Д`)ノ
フォークリフト講習会
10月には4日間かけてフォークリフトの技能講習を受けました。
一日目が学科講習でその日に学科試験がありました。落ちたら受かるまで再チャレンジです。
実技の方も、練習用のコースを校舎裏に設置していただき、至れり尽くせりで技能講習を受けることができます。真剣に(?)説明を聞いて、リフトの操作の仕方やコースを覚えます。
説明が終わるとすぐに学生たちは練習に入ります。実技講習は3日間取ってありますが、学生は3班に分かれて1班づつの練習なので、実際は半日しか練習できません。いくら教官の教え方が抜群にすばらしくても、そんなので試験に受かるわけがありません。実は学生は夏休みのころから試験に備えて、フォークリフトや牽引の練習をしています。
実技講習の午後はもう試験になります。パレットに載せた荷物を台のうえから降し、そのままコースを走り、
もう一度最初の場所に戻って、台の上に荷物を戻して試験終了となります。リフトの操作はもちろんですが、
通常の道路走行ルールを意識して守るのが合格への道ですね
お疲れ様でした
家畜審査演習の授業
この前蒜山共進会があったからというわけではないけれど、酪大には「家畜審査演習」という授業があります。
3日間かけて、審査のポイント、牛の毛刈りの実習、リーデイングのこつなど習います。
最終日には、リードマンになったつもりで牛を引いてみます。
手前で、審査講評をしてくださっているのが、酪大のご近所にお住いの共進会上位入賞常連様の
『長恒』 講師先生です。学生たちも神妙に批評を聞いています。
最後に毛刈りの方のご指導を頂いた『長恒泰治』 大先生様が全体の講評をしてくださいました。(後ろ向きに立っている青いつなぎのかたです)
印象的だったのは、「現在酪農業界が右肩上がりでないことは皆わかっているが、こうして酪農大学校に入学して、共進会などにもチャレンジする若い人がいる限り、明るい未来が開ける可能性がある。」という力強いお言葉でした。
コーンの収穫
このところ、ずっと雨続きで9月27日にやっと朝から晴れました。本校の飼料用ヨウモロコシの収穫風景は初秋の風物詩として、テレビ、新聞の取材予約が入っています。5月30日に5.5ha作付したトウモロコシは刈り時を迎え、晴れの日を待っていました。
樋口先生がコーンハーベスターをあやつり、瞬く間に5.5haのトウモロコシを刈り取り、同時に細断していきます。
細断されたトウモロコシはそのまま搾乳牛舎前の広場に運び込まれ、山積みされます。
積まれたトウモロコシはホイールローダーで、ロールベーラー(圧縮梱包機械)に投入していきます。
こぼれたトウモロコシも集めてロールにします。
ロールベーラーからトウモロコシがロールに成形されてでてきたところ。
このかわいいのがラッピングマシンです。さっきのロールを、腕みたいなハンドルですくい上げ、台座に乗せ、回転させながら一瞬で、ラップ作業を完成させます。
できたロールは転がり出てくるので、すかさず別の学生がフォークリフトで搬出し、所定の場所に積み上げていきます。
出来たロールにナンバーを記入します。上段の数字は牧草地の区分を意味します。下段の数字は通しの番号になります。
牧草地や、収穫した時期による飼料の出来、不出来があったり、飼料の種類が違ったりするので、それを番号や、数字の色で区別します。
これだけあれば、来年のエサは足りるでしょうか? たぶん足りません。