『酪農の学校』の日記

岡山県北にある中国四国酪農大学校の紹介ブログ

農場HACCP認証取得について

そもそもなぜ今HACCPなのかと言う話なのですが、イメージ 1

 
















HACCPの認証を取るにはとても難しい審査があり、関係機関からの厳しい指摘事項を受入れ、日々の作業を修正していかなければなりません。
 報告用の分厚い資料も準備しなければなりません。

本校農場は以前から何年も連続して環境改善表彰(蒜山酪農協さん)や乳質優秀表彰(おかやま酪農協さん)を頂いていて、全日本ホルスタイン共進会出品牛もいます。
 
     まあ、自慢しているわけですが、・◡
 
片手に収まるほどの人数の職員で、学校としては毎年4月に入学してくる酪農初心者の学生を指導しつつ、牧場として場内の衛生管理に気を配り、牧草地で汗を流し、牛の育成や病気治療に奔走し、
                  
アタ*1フタ
 その上に
各種行事に参加したり、教育機関として見学者の受入れしたりetc.と大忙しの年間スケジュールをこなしている酪農大学校です。

 一部職員の間では「FLEX」といえば「BLACK」が合言葉としてささやかれているようです。      (。・ρ・。)ヘー

それなのに、なぜ今HACCPに挑戦したかというと、話は学校の教育問題に移ります。
 

酪大は酪農技術を学生に教えるため、今までに農場での作業手順などについて十分検討を重ねてきましたが、まだまだ人為的なミスで廃棄乳が減りませんし、乳房炎もなくなりません。学生がやっているエサが間違っていることもあります。牛を大事にして生産乳量をMAXにするには改善点を見つける必要があります。       (-ω- )o< フムフム  


このたびHACCAP導入を機会にあらゆる工程での要注意事項を洗い出す作業をしました。°˖˖° スバラシイ
 
学生は酪農家としてデビューする前に酪農大学校で理想的な酪農経営のやり方を学べる環境にいます。ここで身に着けた技術は将来酪農を続けていく基礎となり糧であり理想となるかもしれません☻☻♫•*¨*.¸ マタマタスバラシイ
 
今後は職員も学生もプログラムに忠実に仕事をすれば、間違いがなくなり、ロスが減り、乳量UP!!!
生乳販売金は重要な学校の収入源なので、牧場で生産乳量が上がれば上がるほど、学校の会計がうるおうはず。一般の酪農家さんも乳代が増えると嬉しいですよね。
 
学校の覚えも目出度く酪農大学校の安泰が続く~~~( ^ω^)・・・でしょうか??

*1:(´Д`;=;´Д`)