『酪農の学校』の日記

岡山県北にある中国四国酪農大学校の紹介ブログ

そこに山があるから…

蒜山登山に挑戦!

「なぜエベレストに登るのか」という問いに、イギリスの登山家ジョージ・マロリーはこう答えた…


「Because it is there.」…そこに山(エベレスト)があるから…



そこに山があるなら、登らなければ!!

というわけで、5月16日、1年生のみなさんには、学校から毎日眺めている
蒜山ヒルゼン)に登っていただきました。

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        結構険しい山道…                 中蒜山の頂上にて

朝9時、学校から車で10分ほどのところにある上蒜山登山口から登り始め、11時頃に上蒜山の頂上へ。
昼食休憩後、途中の分岐点まで戻って今度は中蒜山へ。

中蒜山山頂に着いたのは13時頃。
午後の実習開始時間が、刻一刻と迫っている。

  人が山に登ろうが川で泳ごうが、牛は待ってくれない。

  「山登りで疲れているだろうから、ご飯は後でいいよ」

なんて優しい言葉をかけてくれるほど、牛は理性的な動物ではない。
15時からは搾乳やエサやりをしないといけない。
果たして間に合うのか?!・・・


一方その頃、学校でも「1年生、搾乳までに帰ってこないんじゃ…」という声が。
「まぁ、遅くなるようなら電話かかってくるよ~」なんて言って、のんびり構えていました。

  ・・・知らなかったんです、中蒜山は携帯電話の電波が届かないって・・・

結局1年生が全員下山したのは16時過ぎ。搾乳は2年生と職員でやりました(涙)

予定していたより遅くなった原因は、1年生が予想していたより運動不足だったから(笑)

牛飼いは、体が資本です。
みなさん、日頃からの体力づくりを心がけましょう!
  

蒜山メモ

上蒜山(1202m)、中蒜山(1123m)、下蒜山(1100m)の3つの山を合わせて
蒜山三座」と呼ばれています。

今回、酪農大学校の学生が登ったように「上蒜山中蒜山」のコースでも、5時間くらいで
登れる…はずです。
途中、鎖を伝っていくような急な道もあるので、軍手などの手袋があったほうがいいでしょう。