『酪農の学校』の日記

岡山県北にある中国四国酪農大学校の紹介ブログ

牛の美人コンテスト

もうすぐ冬です

今朝の天気予報では、「西日本の日本海側で雪が降るところがありそうです♪」と。

蒜山岡山県岡山県は「日本海側」ではないのですが…県最北に位置しているため、

どちらかというと「日本海側」。

ということは、今夜降るのか、初雪が!? (11月18日12:20頃から降り始めました)
イメージ 1

                         紅葉もそろそろ終盤かな。


『いい牛』に見せるテクニック

さてさて。先週のことになりますが、「家畜審査」の講義に続き行われたのが「ショウテクニック」。

畜産業界には「共進会」という、家畜の品評会のような、美人コンテストのような大会があります。

エントリーした家畜は月齢(家畜は「年齢」ではなく「月齢」で歳を数えることが多い)別に分けられ、

時計回りに円形歩行します。それを審査員が見て、序列(順位)づけを行うのです。

わかりやすく言うと、「ドッグショー」の家畜版、って感じでしょうか。(^-^)


乳牛の場合、元気があるか、体や乳房の大きさやバランス、栄養状況、歩様(歩き方)などなどの項目を

チェックし、序列づけされます。

つまり、「健康で乳がたくさん出て長生きしそうな牛」を選ぶ大会が「乳牛共進会」なのです。


ところで。

自分の牛を出品する場合、誰でも「自分の牛をよりよく見せたい=いい成績を取りたい」と思うもの。

そのために、きれいにシャンプーして汚れを落とすだけでなく、無造作ヘアー(体毛)を刈って

「美しい牛」にするのです。

毛の刈り方次第では、体の欠点をごまかす・・・いやいや(笑)欠点をカバーすることもできるのですが、

それにはやはり、それなりのテクニックが必要なのです。

というわけで、中国四国酪農大学校卒業生で、共進会でいつも成績優秀な酪農家の方に

「ショウテクニック」を伝授していただきます!!

     イメージ 2 イメージ 3
   まずは先生がお手本を。バリカンを使って全身の毛を刈ります。
     「ここは短く刈り込んで、ここは長めに残して…」などなど、早くも達人技炸裂!

     イメージ 4 イメージ 5
      先生と同じように刈ってみます。
    ただブンブン刈っているように見えたのですが、実際に自分で刈ってみると結構難し~い

     イメージ 6 イメージ 7
    自分たちで毛刈りした牛を「校内共進会」に出品!


おまけ ~牛の毛玉でできた子?~

     毛刈り後、床に落ちていた白黒の毛玉の中に、大きなかたまりを発見!!

     「ぅお?!おっきな毛玉!!」 …と思ったら、牛舎に住みついている猫でした(笑)
イメージ 8