職人技
牛の蹄も人間の爪と同じように、放っておくとニョキニョキ伸びてきます。
伸びすぎた蹄のままだと、うまく体重がかけられず、歩行困難や起立困難など
日常生活に支障を来すようになり、他の病気を招くおそれがあります。
伸びすぎた蹄のままだと、うまく体重がかけられず、歩行困難や起立困難など
日常生活に支障を来すようになり、他の病気を招くおそれがあります。
牛の削蹄は、伸びすぎてしまった蹄を切りそろえ、牛が立ったり歩いたりしやすい状態に
してあげるためのものです。
してあげるためのものです。
その牛の立ち方や歩き方、蹄の状態などから、「ちょうど良い蹄の長さ」を
見極めなければならないのです。
見極めなければならないのです。
その「ちょうど良い蹄の長さ」を見極め、思った通りに切れるようになるまでには
かなりの歳月を要する、と言われています。
かなりの歳月を要する、と言われています。
『牛1000頭削蹄したら、少しは技術が身につく』とか、
『1人で何とか削蹄できるようになるまでには最低3年はかかる』とか。
『1人で何とか削蹄できるようになるまでには最低3年はかかる』とか。
とにかく『削蹄』の仕事は“職人技”なのです。
職人に学ぶ、技の数々
3日間の削蹄実習でお世話になっているのは、酪農大学校1年生のみんな(20歳前後)が生まれるずっと前から牛の削蹄を生業とされている、ベテラン中のベテラン先生たち。少しでもいいから職人先生たちの技を身につけて欲しいな・・・
削蹄に使う道具たち。まるで大工道具のよう・・・
牛の蹄は固く、形状も複雑なので、人間のつめ切りのように「パッチン」じゃ済まないんです。
トンカチのようなものと、斧のようなもので、蹄の形を整えます。
牛の脚を「よいしょっ!」と持ち上げて、そのまま蹄の底を削蹄用の鎌で削っていきます。
牛は嫌がって暴れるし、脚は重いし、中腰だし、脚1本やるだけでもみんなヘロヘロ~・・・
・・・って、一人だけカメラ目線の元気なMちゃん↓ 体力ありすぎ(笑)
・・・って、一人だけカメラ目線の元気なMちゃん↓ 体力ありすぎ(笑)
番外編 本日のMVP
普段は「チャラ男」と呼ばれている、写真嫌いのMくん。
いつものチャラチャラ感(笑)を封印し、とっても熱心に削蹄していました。
その熱心ぶりに感動(?)して「写真撮らせて!」とお願いしたのですが、断られて
しまったので、とりあえず「手だけ」ブログデビュー!!!